前人未到の世界体操・個人総合4連覇を達成した内村航平選手(24才)。遠くベルギーまで駆けつけ、会場で見守っていた母・周子さん(51才)は花束を手渡されると、「子を持つ親の気持ちがわかってきたのかな。私に対して優しくなった」と、照れくさそうに笑みを浮かべた。内村は今回の大会で床と鉄棒で銅メダル、平行棒でも金メダルを獲得するなど、圧倒的な強さを見せつけた。
周子さんといえば、北京五輪のときから、おさげ髪に日の丸の髪飾りをつけて、息子の応援に声をからす“名物母”として知られている。しかし昨年11月、大学の体操部の後輩だったA子さんと“でき婚”したことで、母子の間に溝が生じ始めた。
「周子さんは“航平、航平”と溺愛していましたから、自分の元を離れて息子が他の女性と一緒になるのが嫌だったみたいで、“まだ早すぎる”と結婚に猛反対したんです」(内村家知人)
母の反対を押し切り結婚した内村。周子さんのやり場のない怒りの矛先は、今度は妻のA子さんに向かった。
「今も内村選手の試合に応援に来る周子さんに、報道陣はコメントをもらうんですけど、“結婚して強くなりましたか?”とか質問すると、“結婚とか関係なく、前から強かったですから!”と決して奥さんの存在を認めようとしないんです」(スポーツ紙記者)
9月中旬、三重県で行われた全日本社会人体操競技選手権では、こんな一幕があった。A子さんは今年4月に生まれたばかりの長女を連れて来場。もちろん周子さんもいつものように駆けつけていた。
「A子さんは体操の試合会場には似つかわしくない露出度の高いギャルっぽい服装にピンヒールでした。そんなA子さんを避けるように周子さんは少し離れて応援していました。ほとんど会話もせず、終了後も別々に帰っていきました」(前出・スポーツ紙記者)
このときの周子さんの心境を、前出・内村家の知人が明かす。
「A子さんも元体操選手ですから、試合会場がどういう場所かわかっているはず。それなのに、ピンヒールなんて目立つ格好でやってきたことに腹が立ったみたいですよ。とにかく航平くんを取られたという思いが強いから、奥さんがやることすべてが気に食わないんでしょうね…」
何やら激しくなってきた嫁姑バトル。ちなみに4連覇達成後のインタビューで内村はこう語っていた。
「いちばん嬉しさを伝えたいのは、奥さんと子供ですね」
この言葉を聞いた周子さんの心境は…。
※女性セブン2013年10月24・31日号