「駅弁にはその土地ならではの味がコンパクトに凝縮されている」
というのは、大手予備校「東進ハイスクール」で日本史講師を務め、『駅弁と歴史を楽しむ旅』(PHP新書)の著者・金谷俊一郎さん。
「各地の名物にはその土地の歴史が刻み込まれているもの。名所旧跡を訪れ、風土伝説に思いを馳せ、土地の空気とともに駅弁を食べれば、より味わいも深くなります」
おすすめは、島上等弁当 1000円(広島駅弁当)
「資料をもとに当時の味を再現した復刻弁当なのですが、卵焼き、かまぼこ、焼き魚など幕の内弁当の“三種の神器”入り。当時の値段は25銭で特別なご馳走だったそう。心して味わいたいですね」(金谷さん)
※女性セブン2013年10月24・31日号