JR九州の豪華列車「ななつ星」が話題となっているが、豪華列車だけが鉄道旅の醍醐味ではない。冬休みに乗りたい「おもしろ鉄道」は他にもある。
たとえば、同じ九州の熊本・鹿児島を走る肥薩おれんじ鉄道の観光列車「肥薩おれんじ食堂」。この列車は、新八代駅と川内駅を結ぶ九州西海岸を、片道約3時間かけてゆっくりと巡る。
桜材を贅沢に使ったモダンな車内では、沿線に実る柑橘類や鹿児島名産の黒豚などの食事が堪能できる。夜は地元出身のアーティストによる生演奏で優雅なひとときが楽しめる。週末を中心に1日3便運行。停車駅では乗客をもてなすイベントを開催している。
撮影■渡辺利博
※週刊ポスト2013年11月29日号