体の不調がある時は藁にもすがる思いで病院に行くものですが、患者をただの金づるのように見る医師には困りもの。30才、食品メーカー勤務の女性が、歯医者でのトンデモ提案を振り返ります。
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ある日、左の奥歯にずーんと鈍い痛みを感じたかと思ったら、徐々にその痛みが激しくなり、いてもたってもいられなくなって、慌てて近所に開業したばかりの歯医者に駆け込みました。
初めてだったんですけど、先生はちょろちょろっと奥歯を見ただけで、“抜歯してインプラントにしましょう”と即決。
“でも、まだグラグラもしてないし、根もあるからもったいないですよね?”と言う私の意見など、聞こえないのかあれよあれよという間に抜歯の準備を始めちゃった。
もちろん抜歯もインプラントも無理と言うと「じゃいずれ義歯ですね」と。頭にきたので“もういいです”と言って帰ってきました。
外に出たら、歯科医院の横に高級外車が止まっていたのでタイヤをこっそり蹴飛ばしてやりましたよ。
※女性セブン2013年11月28日号