本誌で「逆説の日本史」を連載中の作家・井沢元彦氏は、20年以上前の1991年、韓国と日本が歴史認識を巡って法廷で争う『恨の法廷』という作品を刊行した。同作は、韓国の反日の根底には「恨」があると喝破した井沢氏だが、日韓関係がこれだけ悪化した今、日本はどのように隣国と接すればよいのだろうか? 井沢氏はこう解説する。
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日本は韓国の「恨」にどのように対処すればいいのだろうか。「恨」が朝鮮民族の特質である以上、要求に応じて謝罪を繰り返すのは最悪の対応だ。謝罪をすればさらなる謝罪を求められるだけで、永久に許されることはない。日本はこれまで謝罪すべきは謝罪してきた。これ以上、謝罪したり、謝罪の意味を込めて経済援助を行なったりするのは無意味どころかマイナスである。
そろそろ毅然とした態度で韓国を突き放すべきである。嘘で塗り固めた歴史は必ず化けの皮が剥がれ、嘘で塗り固めた教育は必ず破綻する。韓国が本当に近代化し、日韓が真の友好関係を築けるのはそのあとである。
※週刊ポスト2013年12月20・27日号