「宝冠(てぃあら)」「希空(のあ)」「飛緯朗(ひいろう)「琉星(るきあ)」……など、読み方がわかりにくく、キラキラしたイメージがある「キラキラネーム」。最近は就職活動でキラキラネームの学生が不利になる可能性が指摘されるなど、心配すべきことも出ているという。実際にキラキラネームをつけられた子供たちは、どのように感じているのだろうか。
キラキラネームの友人がいるという、小学2年生のAちゃんは、こう語る。
「私の友達は、『祈愛』って書いて『のあ』と読みます。『のあ』って響きはすごい可愛いなーと思います。まだ漢字で書いたりしないし、変な名前だと思ったことはないです。
ただ、アニメのキャラクターの名前を付けられたら、困っちゃうだろうなーと思います(笑)。前に友達とたとえ話をしたことがあるんですけど、もし『プリキュア』って名前になったりしたら、おばあちゃんになったときに『プリキュアおばあちゃん』って呼ばれるのかなーって考えたりしました。私は、それはいやだなーと思います」
また、自分自身がキラキラネームだと自覚している10代後半の女性・来夢(らいむ)さんは、こう語る。
「自分の名前がハンドルネームみたいなので、ネット上で使う名前は、逆に本名っぽいものを選んでいます(笑)。私が生まれたころは、まだキラキラネームという言葉はなかったのですが、こうやって話題になって、就活などに影響がでるかもしれないと思うと不安な部分も多い……というのが本音です。
とはいえ、私の名前は漢字からわかるように、とてもいい意味を込めて親がつけてくれたので、気に入っています。もし自分が子供に名前をつけてあげる機会があったら、慎重に考えたいとは思います」