ざっと50億円──2014年2月9日に行われる東京都知事選にかかる費用だ。在職1年で辞職した猪瀬直樹前都知事(67才)が任期を全うしていれば必要のなかった出費で、当然、都民の血税でまかなわれる。
しかも、それだけ巨額の税金を投じる選挙なのに、次の都知事選の出馬候補として名前が挙がるのは“またか!?”な面々ばかり。有力候補と見られているのが、衆議院議員を辞職したばかりの前宮崎県知事・東国原英夫氏(56才)と、1999年の都知事選で落選した現在、“浪人生”の舛添要一氏(65才)である。
他にも、候補者として挙がるのは、久々に名前を聞いた蓮舫議員(46才)や片山さつき議員(54才)など、ビミョーな顔ぶればかり。一方で、自民党の橋本聖子議員(49才)や下村博文議員(59才)は、出馬候補と報じられた直後に「固辞します」と表明した。
候補者選びが遅々として進まないこともあって、政界ではこんな情報までまことしやかに囁かれ始めた。
「“ビートたけし(66才)が出馬を狙っている”という話が議員連中の間で持ちきりなんです。どうしても東京五輪のプロデュースを自分がしたいようで、すでに安倍首相にも立候補をほのめかしたとか。彼が出馬すれば、その知名度から、一躍大本命になるでしょう」(前出・記者)
さらには、“ウルトラC”の、次のような話まで出る始末。
「人気低下に悩む橋下徹大阪市長(44才)が辞職して、都知事選に電撃出馬するんじゃないかっていう噂が流れたんです。で、空席になった大阪の市長選に東国原が出る、と。そんな茶番をやったら、大阪市民から総スカンだと思いますけど…」(ある与党議員)
有権者不在の候補者選びは、まだまだ続く…。
※女性セブン2014年1月9日・16日号