東京・代官山のビルの1フロアにあるお坊さんが常駐するサロンで、不定期で特別法話を行っているのが、神奈川県川崎市にある信行寺住職、浅野弘毅さん。
「仏教は死後の幸福のためだけのものではなく、現世をより力強く生きるためのもの。浄土真宗は親鸞聖人が開いた宗派ですが、もし、みなさんが苦悩から逃れられないときには、念仏を唱えて自然の流れに身を任せてみたらいかがですか。何をしていいかわからない、何もかもが無駄に思える。そんなときにも念仏を唱えてみたらいかがでしょう。最低1か月は続けてみてください」
という浅野さんの話に、十数名の参加者が熱心に耳を傾ける。
成仏とは、言葉の通り仏になること。そして人を導く存在になる。生きている間はご縁のあった人からご縁を授かり、また、いつかご縁を返すという美しいスパイラルが生まれるのが仏教。それをただ受け止めればいい。
「高価な壺を買ったり、厳しい修行をする必要なんてない。仏教はもっとずっとシンプルなものなのです」(浅野さん)
<お坊さんと語ろう明るい未来(法話会)>
日時:第1、第3火曜日 13時30分~15時
第2、第4水曜日 10時30分~12時
毎週土曜日 10時30分~12時
場所:東京都渋谷区恵比寿西1-33-15 EN代官山ビル13F 寺カフェ代官山
参加費:1500円(一般)
寺カフェ代官山 http://teracafe-culture.com/
※女性セブン2014年1月9・16日号