「好きな女子アナランキング」(オリコン)で日本テレビの水卜麻美アナ(26)に女王の座こそ奪われ2位になったものの、フジテレビでは加藤綾子アナ(28)が“絶対エース”に君臨している。年末年始も大晦日は7時~9時50分の特番『景気満開テレビ』、元旦は『ホンマでっか!?TVスペシャル』にキャスティング。もはやフジの年末年始はカトパン頼みだ。
「『めざましテレビ』の打ち合わせで加藤アナが報道フロアに姿を見せると空気が変わるんです。硬派なニュースも無難にこなすし、報道局からの信頼は厚い。バラエティのイメージが強いが、たとえば“春から安藤優子さんの代わりを”といわれても、批判はまったく出ないでしょうね」(フジの報道担当社員)
加藤アナがすごいのは、そんな前途洋々のポジションにいるにもかかわらず、「あまり評価されない仕事」に手を抜かないところだ。
「『とんねるずのみなさんのおかげでした』で『ソコキタ紅白歌合戦』という1980年代の懐メロ特集をやっていたのですが、松本伊代さんの後ろでプロに混じってカトパンがバックダンサーをやったんです。
振りも完璧で、スタッフからは“あんなに忙しいのにいつの間に!”とどよめきが上がった。もっと適当でも大丈夫だったのに……。さすがのプロ根性ですよね。とんねるずの2人をはじめ、あらゆる大物に気に入られるのも当然です」(フジ・バラエティ番組スタッフ)
かつて加藤アナは、日曜の早朝にやっている子供番組の『チャギントン』でも、ミニスカ姿でキレのあるダンスを披露していた。
「普通なら嫌がる仕事ですが、さすがのクオリティでこなす。エースアナとは思えないほどどんな仕事でも積極的です。いまでは『チャギントン』のお姉さん役は、有望株の若手・宮澤智アナ(23)に移ったが、彼女もカトパン以上に気合いを入れて踊っている。
カトパンが担当したことで、この仕事が“エース候補のポジション”に格上げになった」(別のフジ社員)
※週刊ポスト2014年1月17日号