来季で80周年を迎える日本プロ野球。長い歴史の中には、初めて聞くような珍しい名字の選手が多数存在する。そこで野球史研究家でもある森岡浩氏(姓氏研究家)の監修のもと、独自にベストナインを選出。
以下が、森岡氏が監修する日本プロ野球「珍しい名字ベストナイン」。数字は入団年、球団は最初に入団した球団だ。
【投手】江柄子裕樹(2012・巨人=えがらし)
【捕手】定詰雅彦(1991・ロッテ=じょうづめ)
【一塁】赤見内銀二(2006・楽天=あかみない)
【二塁】笘篠誠治(1983・西武=とましの)
【遊撃】梵英心(2006・広島=そよぎ)
【三塁】筒香嘉智(2010・横浜=つつごう)
【左翼】聖澤諒(2008・楽天=ひじりさわ)
【中堅】諸積兼司(1994・ロッテ=もろづみ)
【右翼】隠善智也(2007・巨人=いんぜん)
【監督】濃人渉(1964・ロッテ監督=のうにん)
中には珍しすぎて、森岡氏でも由来のわからない名字も存在するとか……。
「このベストナインでの注目選手は梵。これは僧侶の名字なのですが、それもそのはず、梵選手の実家はお寺なんです。普通この漢字は“ぼん”と読みますが、なぜ“そよぎ”なのかというと、『梵』という漢字の本来の意味が、木の上を風がそよそよと吹くこと、だからですね」(森岡氏)
※週刊ポスト2014年1月17日号