日々の生活で身についた習慣が、他人からはこの上なくルーズに見えたり、不潔に思えたりすることがある。たとえば、こんな体験談が寄せられた。
「自分では何とも思っていなかったのですが、同じパジャマを半年近く着ていることを一緒に暮らし始めた彼女にあきれられました。“まだ臭わないし、別に着られるから”と先延ばしにしてるうちに、そのぐらいすぐ経っちゃうんですよね」(20代男性)
また、結婚後にこんな習慣が発覚した男性もいる。
「あるとき、僕がシャワー中に風呂場で小便をしていることに妻が気づいたんですよ。“信じられない!”と激怒していきなり実家に帰ってしまったので、参りました。別に“大”をしているわけじゃないし、そのまま下水に流れるんだからいいんじゃないかと思うんだけど……」(30代男性)
まさに「モノグサ」の典型例だが、何事にも上には上がいるもの。ある40代の男性は、こんな過去を告白してくれた。
「学生時代、共同トイレの安アパートに下宿してたんですよ。冬の寒い日なんか、いちいち部屋を出るのが面倒臭くてね。空になった一升瓶に溜めてたことがありました。ある日、遊びに来た友達が、“おっ、酒があるじゃん”と栓を開け始めて……。危うく親友を1人失うところでした(笑い)」
世の中には、まだまだ想像を絶する「ズボラの巨人」たちが跋扈している。
※週刊ポスト2014年2月21日号