かつては“同伴登校”などベッタリだった皇太子妃雅子さまと愛子さまだが、このところの愛子さまは単独行動が目立つ。昨年末のクリスマスイブには、雅子さまの妹・池田礼子さん宅で行われたパーティーにも、おひとりでお出かけになっている。
「今、愛子さまは雅子さまが学校行事に姿を見せられたり、一緒に出かけられることを、あまり望まれていないようで、仲の良いお友達には、“別にひとりでも大丈夫なのに…”とか“別にママはいなくても…”なんて漏らされているようです」(学習院関係者)
愛子さまの心の変化を教育評論家の深谷昌志氏はこう話す。
「子供は中学生になるころに反抗期を迎えて、親とも距離を置き、自分を見つめ直して、自らの世界を作ろうとするものです。
この時期は子供にとって友人関係が全てなんです。ですから、それまでのような密着型の親子関係は一度崩れてしまいます。しかし、それは人が成長するうえで、非常に大切なことなんです。愛子さまも今そういった時期を迎えられているんでしょうね」
深谷氏によれば、この崩れた親子関係は17、18才のころになると、元に戻り、今度は親子が対等な家族関係へと変化していくのが一般的だという。
だが、この愛子さまの心のご成長が、愛子さまと雅子さまを苦しめることもあるという。
「愛子さまは、学校でお友達同士でお出かけの約束をしてくることが増えているようです。 例えば、仲良しのお友達のピアノやお稽古ごとの発表会などです。もちろん、お友達の晴れの舞台ですし、約束したわけですから、愛子さまは東宮御所に戻られると、“○○に行きたい”などとおっしゃられます。
しかし、愛子さまはお立場上、制約がありますから、全てを叶えてあげることが難しいようで…。当然、愛子さまは不満を抱かれますから、それをなだめたり、皇族としてのご自覚を教えることに雅子さまも腐心されているみたいですよ」(別の宮内庁関係者)
前述したように、この時期は子供にとって友人関係が何よりも大切な時期。ひとつの約束を破ることで、その友人関係が壊れてしまうケースすらある。愛子さまにとっては、学校という社会の中で、その問題は実に重要なことなのだ。
「思春期の人間関係形成は、お互いが子供のため、非常に難しいんです。一歩間違えば、いじめなどに発展しかねません。しかも、その苦しみを子供から親に打ち明けることなど、ほとんどありませんから、さりげなく友人関係がうまくいっているかを確認してあげるのも親の仕事です。
皇族というお立場である愛子さまの場合、雅子さまの適度なサポートがとても重要になってくると思います」(前出・深谷氏)
※女性セブン2014年2月27日号