温泉好きもいろいろいるが、「世界の人と混浴するぞ!」と世界30か国を訪れ、局地の温泉を巡っているのが、温泉エッセイスト・山崎まゆみ氏。標高4200m、南米チリの他ティオ間欠泉の露天風呂や、世界最北・氷点下20度のアイスランドのミーバトンの露天風呂などに浸かるなど、命懸けの温泉体験を続けている。
写真で紹介しているのは、旧満洲の・最後の皇帝・溥儀のためにつくられた「湯崗子温泉」。かつてここは満鉄コンツェルンの保養地・高級温泉街だった。天津から脱出してきた愛新覚羅溥儀もここに逗留。妻・婉容用の風呂もあるという。
こんな様子で、「世界の人と混浴するぞ!」と手ぬぐい片手に世界各地の温泉を巡る“壮絶な旅”はこれからも続く。
撮影■山崎まゆみ
※週刊ポスト2014年3月14日号