最近の女子大生たちが狙う頂点に位置するのは、やはり今でも東大男子だ。お茶の水女子大を筆頭に、東京女子大(東女=トンジョ)、日本女子大(本女=ポンジョ)などが、熾烈な争奪戦を展開しているというが、「東大戦線」から離脱して、早慶を狙う女子大もある。
良家の子女が多いと言われる学習院女子大は、「ご近所の早稲田大との交流がもっぱら」(学習院女子のミホさん)だという。
ただ、最近の早稲田は学内のカップルも多く、早稲女と女子大生との間にはすきま風が漂うのだという。早稲女のユキさんは、「男子が『早稲女(ワセジョ)はプライド高くて嫌だ』って言ってるのはよく聞く。でも早稲女の側も根本的に女子大をバカにしているところがあるから(苦笑)、そういうインカレには近づかないですよ」とふくれる。
かたや慶應大にも、聖心、白百合などの女子大が流れている。そこに新たに加わりそうなのが、今年、キャンパスが日野から渋谷に移転する実践女子大だ。
「早慶との交流はあったけど、大学の立地から“多摩地区専門”って感じで出遅れていた。移転によって出会いが増えるんじゃないかって期待しています」(実践女子大のマリコさん)
文■六本木華子(フリーライター)
※週刊ポスト2014年3月21日号