国内

柏市通り魔事件容疑者 少年院のトイレ壁一面に大便を塗った

 千葉県柏市の連続通り魔事件で逮捕された竹井聖寿(せいじゅ)容疑者(24)と、5年前に関東地方の少年院で同室だったというAさん。ある日、Aさんにとって特に忘れがたい“重大事件”を竹井は起こしたという。その現場は院内のトイレだった。

「監視の目が届きにくく不正が起こりやすいため、誰がトイレを最後に使ったかわかるようになっているんです。ある時、竹井がトイレから出てしばらくしてから、看守たちの様子が慌ただしくなった。しばらくたってトイレの掃除をするように命じられ、トイレに向かいました。

 すると、トイレの壁一面に大便がべったりと塗りたくられていたんです。しかも壁の一部には、ホラー映画のように彼の手形がついていて……。あまりの出来事に青ざめました。“アイツはヤバイ”と」(Aさん)

 次々に明らかになる竹井容疑者の奇行。意味不明の言動に加え、精神科への通院歴も報じられている。今後、容疑者側が心神喪失者及び心身耗弱者の刑の減免を定めた刑法39条を持ち出し、不起訴処分、もしくは減刑を求める可能性も指摘されている。過去にも殺人を犯しながら、精神鑑定の結果、責任能力を問えないとして不起訴処分になった例は少なからずある。

 しかし今回の事件は、犯行前に指紋を残さないよう手袋をはめるなど計画的に行なわれた。責任能力が問えない状態だったとは到底思えない。この男が罪に問われないとすれば、犠牲者も遺族もとても浮かばれない。

※週刊ポスト2014年3月28日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”の女子プロ2人が並んで映ったポスターで関係者ザワザワ…「気が気じゃない」事態に
NEWSポストセブン
堀田陸容疑者(写真提供/うさぎ写真家uta)
《ウサギの島・虐殺公判》口に約7cmのハサミを挿入、「ポキ」と骨が折れる音も…25歳・虐待男のスマホに残っていた「残忍すぎる動画の中身」
NEWSポストセブン
船体の色と合わせて、ブルーのスーツで進水式に臨まれた(2025年3月、神奈川県横浜市 写真/JMPA)
愛子さま 海外のプリンセスたちからオファー殺到のなか、日本赤十字社で「渾身の初仕事」が完了 担当する情報誌が発行される
女性セブン
MajiでFukkiする5秒前(時事通信フォト)
2年ぶり地上波登場の広末涼子、女優復帰は「過激ドラマ」か 制作サイドも“いまの彼女ならなら受けるのでは”と期待、“演じることにかつてなく貪欲になっている”の声も
週刊ポスト
昨年不倫問題が報じられた柏原明日架(時事通信フォト)
【トリプルボギー不倫だけじゃない】不倫騒動相次ぐ女子ゴルフ 接点は「プロアマ」、ランキング下位選手にとってはスポンサーに自分を売り込む貴重な機会の側面も
週刊ポスト
YouTubeでも人気を集めるトレバー・バウアー
【インタビュー】横浜DeNAベイスターズ、トレバー・バウアー「100マイルを投げて沢村賞を獲る」「YouTubeは第2の人生に向けての土台作り」
週刊ポスト
ドバイの路上で重傷を負った状態で発見されたウクライナ国籍のインフルエンサーであるマリア・コバルチュク(20)さん
《ドバイの路上で脊椎が折れて血まみれで…》行方不明のウクライナ美女インフルエンサー(20)が発見、“危なすぎる人身売買パーティー”に参加か
NEWSポストセブン
公開された中国「無印良品」の広告では金城武の近影が(Weiboより)
《金城武が4年ぶりに近影公開》白Tに青シャツ姿の佇まいに「まったく老けていない…」と中華圏のメディアで反響
NEWSポストセブン
女子ゴルフ界をざわつかせる不倫問題(写真:イメージマート)
“トリプルボギー不倫”で揺れる女子ゴルフ界で新たな不倫騒動 若手女子プロがプロアマで知り合った男性と不倫、損害賠償を支払わずトラブルに 「主催者推薦」でのツアー出場を問題視する声も
週刊ポスト
すき家の「クチコミ」が騒動に(時事通信、提供元はゼンショーホールディングス)
【“ネズミ味噌汁”問題】すき家が「2か月間公表しなかった理由」を正式回答 クルーは「“混入”ニュースで初めて知った」
NEWSポストセブン
本格的な活動再開の動きをみせる後藤久美子
後藤久美子、本格的な活動再開の動き プロボクサーを目指す次男とともに“日本を拠点”のプラン浮上 「国民的美少女コンテスト」復活で審査員を務める可能性も 
女性セブン
スシローから広告がされていた鶴瓶
《笑福亭鶴瓶の収まらぬ静かな怒り》スシローからCM契約の延長打診も“更新拒否” 中居正広氏のBBQパーティー余波で広告削除の経緯
NEWSポストセブン