3月11日、都内住宅街の一角にある居酒屋。焼き鳥に焼き魚、ラーメン、焼きそば、カレーまで、一品500円前後のメニューが並ぶその店は小栗旬(31才)が常連の店だ。妻・山田優(29才)と暮らす自宅から歩いて3分ほどのところにある。
その夜11時過ぎ、小栗は、俳優仲間の男性ふたりと、カラオケも楽しめる地下の個室にいた。その個室は床暖房つきのお座敷のため靴を脱がなければならず、膝と膝をつき合わせて酒を飲み交わすのが、小栗ら常連客のお気に入りだという。
この個室に午前0時前に合流した女性がいた。青いニット帽に赤いチェックのネルシャツ、ロングスカートをはいた彼女は黒木メイサ(25才)だった。
閉店は午前2時。しかし、その個室の宴は終わる気配はなかった。居合わせた客がこう話す。
「私たち一般客は、店員さんに“そろそろ…”と会計を促されたんですけど、小栗さんやメイサさんたちの個室にはそんな声はかけていませんでした。常連さんに聞いたら、“芸能人は飲みに行く場所も時間も限られているから、この店では特別なんだ”って言ってましたよ」
午前2時40分、店の外の看板が消えた。店員がゴミ出しをしたり、店主が店の外へ出て閉店作業を始めた。この夜、店内には小栗・メイサ一行の他にも芸能人の一行がいて、彼らと合流もしていたが、その一行は午前3時過ぎまでに帰宅。残るは、小栗、メイサ、共通の友人ふたりのみとなった。しかしこの友人ふたりは、午前4時前、小栗とメイサを残して帰路についた。こうして最後は、個室の座敷で、小栗とメイサふたりきりになった。
ふたりは映画『クローズZERO』(2007年公開。IIは2009年公開)の共演で出会った。そして、小栗がルパンに扮し、峰不二子をメイサが演じる、この夏公開予定の実写版映画『ルパン三世』で再び共演を果たした。
居酒屋の個室で、ツーショットになった小栗とメイサは、午前4時を過ぎても個室から出てこなかった。ようやく店を出たのは午前5時前のことだった。まずはメイサが店の外に出てきた。酒のせいか頬を赤く染めた彼女がタクシーに乗り込んだのを見計らうように、小栗が店を出てきた。酔ってはいたものの、そのまま歩いて山田が待つ自宅へと帰っていった。
メイサが帰った自宅マンションは真っ暗だった。赤西は不在で、愛娘は実家に預けていたのだろうか…。
※女性セブン2014年4月3日号