国際情報

日本の番組丸パクリ横行の韓国TV局「似たアイデアです」と反論

 韓国の国際常識をわきまえぬ嘘つきぶりに呆れた欧米各国では「OINK(Only in Korea)」という言葉が存在する(「OINK」は英語圏では“豚の鳴き声”の表現でもある)。韓国が言い張る嘘の1つが、様々な物の発祥を「韓国発祥」と言い張る“ウリジナル”。

 韓国が自国起源を主張しているのは「相撲」から「歌舞伎」「寿司」「秋田犬」まで幅広い。そうした主張の多くに嘘が隠れている。たとえば「空手」。韓国では日本統治時代に空手を学んだ崔泓熙(チェ・ホンヒ)によってテコンドーが創出された。しかし、世界テコンドー連盟はその歴史から崔の名前を抹消することで、「空手はテコンドーが起源」という事実と正反対の主張をしているのだ。

 何でも「ウリ(「我々の」の意)のもの」としてしまう傾向は、テレビのパクリ番組の多さからも見て取れる。1980年にスタートした「KBS全国のど自慢」は明らかに「NHKのど自慢」の模倣。2003年には韓国の番組「スポンジ」がフジテレビの「トリビアの泉」を盗作したと問題になった。

 トリビアを紹介してVTRで実証するというスタイルや、ゆっくりした低い声のナレーションまでそっくりだった。フジテレビの質問書に対し、韓国側は「総合娯楽番組の場合、似たアイデアが出ることもある」と反論したが、これも詭弁というほかない。

「韓国のテレビ界にはかつて『釜山に出張する』という隠語があった。昔は釜山に行くと福岡の電波が受信できたので、『日本の番組を真似る』という意味の隠語です。パクリが半ば公然と行なわれていたことがよくわかる」(前出の在韓国ジャーナリスト)

 アニメや漫画でもそうした例は枚挙に暇がない。「鉄腕アトム」が「稲妻アトム」、「ドラえもん」が「トンチャモン」、「らんま2分の1」が「ラムバ3分の1」といった具合。いずれも原作者の許可などない。1998年まで韓国では日本の大衆文化流入を禁止していたため、韓国人は本気で「韓国オリジナルの作品だ」と信じていた。日本で活動していた女優ユンソナが「ドラえもんは韓国のものだと思っていた」と語ったのは有名な話だ。

 先進国であれば当然のルールやモラルがなく、ルール破りを正当化するための嘘が罷り通る。そしていつしか国民が嘘を本当だと信じてしまう。そこにこの国の病理があるといえよう。

※週刊ポスト2014年3月28日号

関連記事

トピックス

中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
X子さんフジ退社後に「ひと段落ついた感じかな」…調査報告書から見えた中居正広氏の態度《見舞金の贈与税を心配、メッセージを「見たら削除して」と要請》
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレが関東で初めてファンミーティングを開催(Instagramより)
《新メンバーの名前なし》ロコ・ソラーレ4人、初の関東ファンミーティング開催に自身も参加する代表理事・本橋麻里の「思惑」 チケットは5分で完売
NEWSポストセブン
中居氏による性暴力でフジテレビの企業体質も問われることになった(右・時事通信)
《先輩女性アナ・F氏に同情の声》「名誉回復してあげないと可哀想ではない?」アナウンス室部長として奔走 “一管理職の職責を超える\"心労も
NEWSポストセブン
濱田淑恵容疑者の様々な犯罪が明るみに
【女占い師が逮捕】どうやって信者を支配したのか、明らかになった手口 信者のLINEに起きた異変「いつからか本人とは思えない文面になっていた」
週刊ポスト
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
「スイートルームの会」は“業務” 中居正広氏の性暴力を「プライベートの問題」としたフジ幹部を一蹴した“判断基準”とは《ポイントは経費精算、権力格差、A氏の発言…他》
NEWSポストセブン
大手寿司チェーン「くら寿司」で迷惑行為となる画像がXで拡散された(時事通信フォト)
《善悪わからんくなる》「くら寿司」で“避妊具が皿の戻し口に…”の迷惑行為、Xで拡散 くら寿司広報担当は「対応を検討中」
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”4週連続欠場の川崎春花、悩ましい復帰タイミング もし「今年全休」でも「3年シード」で来季からツアー復帰可能
NEWSポストセブン
騒動があった焼肉きんぐ(同社HPより)
《食品レーンの横でゲロゲロ…》焼肉きんぐ広報部が回答「テーブルで30分嘔吐し続ける客を移動できなかった事情」と「レーン上の注文品に飛沫が飛んだ可能性への見解」
NEWSポストセブン
佳子さまと愛子さま(時事通信フォト)
「投稿範囲については検討中です」愛子さま、佳子さま人気でフォロワー急拡大“宮内庁のSNS展開”の今後 インスタに続きYouTubeチャンネルも開設、広報予算は10倍増
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ
「スイートルームで約38万円」「すし代で1万5235円」フジテレビ編成幹部の“経費精算”で判明した中居正広氏とX子さんの「業務上の関係」 
NEWSポストセブン
「岡田ゆい」の名義で活動していた女性
《成人向け動画配信で7800万円脱税》40歳女性被告は「夫と離婚してホテル暮らし」…それでも配信業をやめられない理由「事件後も月収600万円」
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン