3月31日から、TBS系で国分太一司会の朝の生活情報番組『いっぷく!』(平日8時~9時55分)がスタートした。これまで17年半続いた『はなまるマーケット』の後番組となるわけだが、一方で『はなまる』の司会を長年務めた薬丸裕英は、裏番組となるテレビ東京の情報番組『なないろ日和!』(月~木9時28分~11時13分)の司会に。同時間帯で局をまたいだ“電撃移籍”が話題となった。
終了間際の『はなまる』の視聴率は主に2%台で推移し、3月に入っても数字は伸びず、1%台を記録することもあった。テレビ局関係者はこう話す。
「TBSは帯番組が弱い。健闘しているのは『ひるおび!』くらい。毎日放送される帯番組は、局の看板。局の好調、不調に直接的に影響をもたらします。そこで、TBSは『朝ズバッ!』『はなまる』を切り、新番組を始める決断を下したのでしょう。正直もう少し早く切ってもよかったという声もあります。いくらなんでも2%は低すぎますからね」
薬丸が移籍するテレビ東京だが、朝の情報番組にはこれまであまり馴染みがない。『なないろ日和!』開始前は、『7スタライブ』が放送されていたのだが……。
「テレ東は最近、絶好調とやけにもて囃されますが、それはあくまで“これまでと比べれば”という自社比。午前中は視聴率1%に届いていない番組ばかりです。『7スタライブ』なんて、ほぼ0%台。1%に届けば、数字を取ったほうでしたからね」(同前)
そう考えると、薬丸司会の新番組は視聴率をどれくらい取れれば合格なのだろうか。
「2%取れたら快挙ですよ。他局の同時間帯から薬丸を獲得したのは、テレ東の本気度が伺える。『7スタライブ』も香坂みゆきなどタレントが出演していましたが、今回は話題性がありますからね。局としては何とか2%に乗せたいでしょう。
さすがに今までの番組と同じ0%台だと、早々の打ち切りも考えられます。少ないとはいえ、『はなまる』を見てきた視聴者層は確実にいるので、テレ東にチャンネルを変える人もいるでしょうから、予想視聴率としては、1%強が妥当なところでしょうか」(同前)