4月からの消費増税が家計に打撃を与えるのは確実。夫の収入だけでは心許ないと、自ら働きに出て家計を支えたいと思う主婦も多いだろう。そこで必要となってくるのが資格だが、どんな資格でもいいというわけではない。
19才で結婚、実家の自営業を手伝いながら子供2人を育てる主婦だった「総合心理研究所」代表の秋山幸子さん(51才)は、ある資格を取得したことで、大きな収入を得ることとなった。
「39才の頃、人の役に立つ資格を取ろうと、高卒でも取れる『産業カウンセラー』を目指しました。月に3回、約1年の養成講座を受けて、勉強。費用は教材を含めて、約30万円かかりましたが、勉強は楽しく、一発合格でした」(秋山さん、以下「」内同)
しかし、資格を取得し、本格的に仕事を始めようとした矢先の41才、家族の入院が相次ぐという精神的負担から自分がうつ病に。
「当時は、死にたいとばかり思っていました。それから半年、周囲から『好きなことをしてみて』と言われたことをきっかけに、産業カウンセラーの勉強を再開してみたんです。それを機に病状はみるみる回復。自分でも驚きました。でも、この経験があったからこそ、適切なアドバイスを提示する産業カウンセラーの資格の意義や存在価値が身に染みたんです」
今は目標の月50万円を稼いでいる。
「社員のうつ病で困っている企業が増えているので、これからますます需要は高まってくると思っています」
※女性セブン2014年4月10日号