マネーライターとして数々の節約ネタを追いかけているM子(42才)も今回ばかりは驚いた。
「おいしくなければ全額返金します!」
それが4月1日から西友が始めた新サービス「生鮮食品100%返金保証プログラム」だ。CMでも話題のこのサービスは、野菜や肉などの生鮮食品2000品目以上を対象に、「不満があれば100%返金する」というもの。鮮度に納得いかない場合はもちろん、食べてみて「まずかった」と感じた場合でもOK。食べた後でも返金してもらえるなんて、そんな夢のようなサービスって本当?
さっそく東京都内の西友で買い物してみた。きゅうり、キャベツ、リーフレタス、豚肉、サーモン。
「全額返金してもらえるからって、まずそうなものをわざわざ買うのはね~」
と、普段通りにお買い物。
自宅に帰って鮮度をチェックすると、レタスに微妙な黒ずみを発見した。西友まで戻り、サービスカウンターで返金の手続きをしてもらうことに。身分証明書を要求されたり、長いアンケートをとられたりするのでは…と心配していたのだが。
記者:「今朝買ったレタスの葉が傷んでいたので、返金をお願いしたいのですが」
店員:「それは申し訳ございません。商品はお持ちですか?」
記者:「あ、今はないですが、家に帰ればまだあります」
店員:「なくてもかまいません。レシートをお預かりしますね」
と、にっこり。3分かからないうちに手続きが完了、消費税込204円が戻ってきた。
鮮度に自信があるからこそできるサービス。消費者には、安心して買い物ができるメリットがある。西友の親会社であるウォルマートはすでにアメリカやヨーロッパで同様のサービスを始め、一時的に返金額はふくらんだものの、その後は売り上げも利益もアップしているという。
もちろん悪用は絶対にしないでくださいね。
※女性セブン2014年4月24日号