亭主関白なんて言葉があったのはいつの時代のことだろう。かよわい妻からたくましい母になるように、妻の存在感は年々肥大、そして劣化していく…。52才の会社員の男性は、こう話す。
「わが家はバツイチ同士で子供なし。結婚当初はアツアツでオレの前では恥じらいがあってかわいかったんだよなあ。ところが1年も経たないうちに、下着姿でウロウロするようになった。しかもお風呂上りには下着姿でビールをガブ飲み。
見たくないと脱衣所に行ってみると、服は脱ぎすてたまま。それをカゴに入れるのはオレの仕事となった。この間、下着姿をしげしげ見ると中年のおばさんのデカパンだった。Tバックはいまいずこ」
48才、会社員男性の妻は、“追っかけ”になってしまった。
「昨年、一人息子が大学入学で上京した。すると『子育ては終わった』からと妻は韓流スターのおっかけ、ファンミに参加するように。オレは韓国のタレントやテレビドラマは嫌いだと言っているのに、平気で大音響で見て、家にカレンダーやポスターも増えている。食事の支度もしてくれないときが多くなり、酒を飲んで帰ってくることも。昔は従順だったのに」
勝手にどんどん劣化していく一方で、夫に対する風当たりは強い。65才無職の男性はこう嘆く。
「昔から女房は料理下手。一人暮らしをしていたぼくのほうが料理ははるかにうまく、みそ汁なんかも味のレベルは一定だ。定年した2年前、『相変わらず、みそ汁まずいなあ』と言ったらブチ切れ。一切作らなくなって食卓にはインスタントみそ汁の袋が置いてある。2年間この調子。頑固すぎるだろうよ、かみさん」
※女性セブン2014年5月1日号