ラブラブだった家ほど反動がひどい? 「こんなはずじゃなかった…」──完全に劣化してしまった夫の姿に、そう嘆く妻も少なくない。50才会社員の女性はこう話す。
「なまじっか大好きだっただけに、評価は落ちる一方。マイナスばかりでプラスの発見は全然ありません。結婚15年で子供は2人。おれを構って、大事にしろアピールは感じるけれど、フルタイムで仕事をしながらの家事と子育ては忙しく、夫を中心に生活するのははっきりいって無理。こっちに要求するばかりで、それに見合うことをしてくれてる? もう今となっては修復は無理だと思う」
時が経つと夫の優しさも薄れてくる。45才パート主婦は、冷たい夫に呆れている。
「結婚して18年。昔は病気になったら『大丈夫?』と心配して、いちごやスポーツドリンクを買ってきて『寝てなさい』と言ってくれるやさしい夫だった。先月2回寝込んだら、『チッ』と舌打ちをし、台所でドタンバタンと音をたてて自分のカップラーメンを作っていた。将来、こんな夫と暮らしていくことが不安になって、『マジ、老後のためのお金貯めなきゃ』と布団の中で誓った」
会話すらままならないケースも多い。42才専業主婦が告白する。
「結婚16年の夫は漫画好き。読んでいるときは何を話しかけても返事をしない。しつこく言うと、やっと返事をして『聞いてるわっ!』と大声で逆ギレ。後で聞き直すと『オレはそんな話知らんっ!』って…。やっぱり聞いてないじゃない。暇なときには私のあら探しばかりして、思いやりのかけらもない」
なかには、とにかく汚くなってしまう夫もいる。59才専業主婦の話。
「昨年定年退職した夫は、『今は汗をかかないから、たいして汚れていない』などと言って、週に3回くらいしか風呂に入らなくなってしまった。洋服や下着もまだ大丈夫とあまり着替えない。加齢臭もあって、こっちが暗い気持ちになる。昔は一応おしゃれだったはずなのに」
※女性セブン2014年5月1日号