100年以上生きてきた「百寿者」が急増している。2000年に100歳の高齢者を対象に実施した健康・体力づくり事業財団の調査結果では、男性でも6割、女性では9割超がたばこは「もともと吸わない」と回答している。
これまでに650人以上の百寿者に対面調査を行なってきた慶応義塾大学医学部老年内科の広瀬信義医師はこう指摘する。
「確かに、たばこを吸っていても長寿の人はいます。でも、それはその人が何か特別なものをもっている可能性があります。それが何なのかはまだ分かっていません」
百寿者はもともと糖尿病になりにくい体質だとはいえ、生活習慣をしっかり管理することが大切なことには変わりがない。
また、同調査によれば「アルコールを現在飲んでいる」と答えたのは男性が21.9%、女性が5.9%。量は「日本酒にして1合未満」が9割以上だ。飲まれているのは日本酒、ビール、焼酎の順。それにワイン、ウイスキーと続く。
※週刊ポスト2014年5月9・16日号