清廉潔白で純真無垢。女子校の生徒は、そんなイメージを持たれがちだが、千葉県内の女子校出身で、『ぜんぶ女子校のせいだ!』(KADOKAWA 中経出版)著者のヤマダさんは「やまとなでしこはいない」と言う。
「おしとやかにするという発想がありませんでした。男子がいないから、そうする必要がない。冬は、教室にあるストーブで、スルメでは飽き足らず、ベーコンまで焼いて、あやうく火事を起こしかけました」(ヤマダさん)
女子校の体育祭での騎馬戦は、まさに“戦争”そのものだったという。
良妻賢母がモットーのお嬢様学校では、校則が厳しいところもあるようだ。都内のお嬢様女子中学校に長女を通わせる主婦(40代)が言う。
「携帯電話はもちろん校則で禁止のうえ、友達同士の交換日記もしてはいけないんです。理由は“友達や先生の悪口の温床になる”から。見つかった場合は、没収されて返却されません。それに加えて、生徒は反省文を書かされます」
ほかにも「あいさつは“ごきげんよう”」や「肩に髪がついたら結び、髪ゴムの色は黒か茶か紺色」などなど。さらに、校則以外の厳しいしつけもまだ残っているようだ。
東京のある有名女子校では、掃除が終わると、シスターが便器を直接、手でさわってチェックするそう。
※女性セブン2014年6月5日号