芸能

芸能界に「麻薬逮捕者互助会」存在 逮捕後の方が売れる説も

「CHAGE and ASKA」のASKAが覚せい剤使用の容疑で逮捕され、マスコミを賑わせている。違法薬物での逮捕歴を持つ芸能人の名前を上げればきりがないが、なにより芸能界ほどクスリに寛容な業界もない。一度逮捕された人間があっさりと復帰し、今でも平然とテレビに登場し、公共の電波にラブソングを乗せている。なぜ芸能界はこれほどにもクスリ関連で逮捕された芸能人に寛容なのか? 芸能関係者はこう語る。

「芸能界には“麻薬逮捕者の互助会”がある。典型的なのは1970年代後半に起きた“マリファナ事件”。ミュージシャン御用達のクラブに出入りする売人が逮捕され、総勢150人の芸能関係者の顧客リストが捜査員の手に渡った。結果、大物ミュージシャンが大麻で芋づる式に逮捕された。

 しかし、逮捕された芸能人は、警察の取り調べに対し、口を割らず仲間を守って、彼らはことごとく復帰した。しかも、彼らは復帰一作目からヒットを飛ばした。復帰してすぐに成功したのは、逮捕者が名前を出さなかったミュージシャン仲間やテレビ局関係者、プロデューサーなどが恩を感じて、尽力した結果だった。音楽業界では“クスリで逮捕された後のほうが売れる”というジョークまで飛んだ」(芸能関係者)

※週刊ポスト2014年6月6日号

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