「出てくるのはいつも同じ女子アナばかりだなぁ」──テレビを見ていてそう感じる人も少なくないはず。事実、出番の多い女子アナと少ない女子アナの“格差”は広がる一方だ。
「仕事格差」がどういうものかはフジを見ればよくわかる。カトパンこと加藤綾子アナ(29)は、『めざましテレビ』のほか、火曜と木曜の『バイキング』、『ホンマでっか!?TV』、『クイズ! それマジ!? ニッポン』、『僕らの音楽』、『とんねるずのみなさんのおかげでした』『TEPPEN』、『ダイヤモンドグローブ』など、情報番組からバラエティまで幅広く掛け持ち、テレビで見ない日はない。その一方で、地上波では全く見ない女子アナも多い。
「加藤の一期下の松村未央(27)や、さらにその下の細貝沙羅(27)は担当番組がほとんどない。細貝は入社当時は期待されていましたが、同期の山崎夕貴(26)の人気に火がつくと『めざまし』も『ノンストップ!』も山崎が使われるようになった。
このように“数字を持っているアイドルアナに番組を持たせればいい”という考え方が浸透していて、新人を育てようという風土が希薄。その結果、まともにニュースが読める人材がいなくなっているんです。カトパンがフリーにでもなればフジの番組は成り立たなくなる」(フジ関係者)
※週刊ポスト2014年6月13日号