数々の修羅場をくぐり抜けてきたジャーナリストの山路徹氏(52才)が、女性セブン読者からの相談にお答え。今回はLINEに関する相談です。
【読者からの相談】
夫が部下からLINEの返事が来ないと落ち込んでいます。仕事の連絡も全部、LINEらしいのですが、相手が読むと「既読」になるシステムについて中学2年生の娘に「既読になっているのに返事くれないのって嫌われたのかなあ」と意見を求めています。いい年した大人が情けないと思うのですが、どう対応すればいいでしょうか。 (37才・パート)
【山路徹のアドバイス】
ぼくは、趣味の車の仲間たちと連絡を取り合う時にグループトークでLINEを使っているのですが、全員に既読がついたら、“連絡がついた”と判断できるので、便利だと思います。
メールとは違って、「ちゃんと読んでいてくれているかな?」という心配もないし、いいシステムだと思いますが、若い人たちの間では「既読になっても返事が来ない」「メッセージを送っても既読にならないのは、相手がこちらをブロックしている?」と変な憶測が生まれ、やっかいなトラブルを起こしているようですね。
そもそも何か相手に期待をしているから、がっかりするのであって、「返事くれなくても、まあ、相手に言いたいことは伝わっているから、それでいいか」と気楽な態度でいたほうがいいと思います。
部下だって“筆まめ”じゃなかったり、上司に返信するにも気を使ったりして、そのまま放置…という可能性だってあるはず。まあ、メッセージを読んでいるってことがわかるから、「聞いていませんでした」っていう言い訳もできないので、部下の勤務評価もしやすくなると思いますが。そんなに気にする必要はない、と言ってあげましょう。
※女性セブン2014年6月26日号