夏の行楽シーズンが近づいているが、車窓を眺めながら駅弁の包みをあけるときのワクワクは、鉄道の旅の醍醐味といえる。だからこそ、よりおいしく、そこでしか味わえないものを購入したい。
“食べテツの女”として連載『帰ってきた食べテツの女』(朝日新聞be土曜版)を持つ荷宮和子さんによると「駅弁は1000円以下のものがいい」という。
「高級なお弁当は駅弁フェアなどのイベントで購入するチャンスがあるけれど、1000円以下のリーズナブルなお弁当は、そこでしか購入できないものが多いんです」
その土地の個性が満載のお土産もチェックしておきたい。
「時間がなくて売店しか入れなかったとしても、グルッと見渡すと、必ずオリジナリティーに溢れた地元のお土産が見つかります」
もうひとつポイントがある。
「駅弁の選択で迷ったら、すべて買ってもいい。保冷バッグを持ち歩いていれば、帰った日の夕食になりますから」
と荷宮さんは、あくまで攻めの姿勢。
「買っておけばよかったなぁと、列車が走り出してから後悔しないこと」
それが食べ鉄の鉄則なのだ。
※女性セブン2014年7月3日号