6月18日に行われた東京都議会で、みんなの党所属の都議・塩村文夏氏(35才)に、「結婚した方がいいんじゃないか?」「産めないのか?」といった野次が浴びせられた問題で、自民党の鈴木章浩氏(51才)が正式の謝罪をした。
しかし、今回の一件では塩村氏側にも騒動を招く要因があった。
1978年、広島県福山市で生まれた彼女は、共立女子短大在学中の1998年に『ミスヤングマガジン』で準グランプリを獲得し、グラビアアイドルとして芸能界デビュー。水着姿で雑誌のグラビアページを飾り、バラエティー番組で「熱湯風呂」に挑戦してお茶の間の笑いを誘ったこともあった。
短大卒業後、オーストラリアに留学。航空会社に勤務した。2007年からは、明石家さんま(58才)が司会を務めていた超人気番組『恋のから騒ぎ』(日本テレビ系)に、第14期生として1年間出演した。
豊富な男性遍歴を語る中で、「男とタダでは別れない」と、過去につきあった男性から慰謝料をもらっていたことを告白。「もらった額は最高で1500万円」と明かし、ゲスト出演していた泉谷しげる(66才)に、「お前詐欺師だな!」と言わしめたほどだった。他にも、「交際していた男性に、妊娠したとウソをついたことがある」と語り、さんまを愕然とさせたこともあった。
政治評論家の板垣英憲氏はこう話す。
「グラビアアイドルとしての活動や、テレビ番組に出演した過去から、彼女のことを“アイドル議員”と認識している人が多くいるのも事実です。今回の野次も、塩村議員が相手だったから、より厳しいものになったとも考えられます」
塩村氏自身も、女性セブンの取材に対して、
「当時は放送作家になりたいという思いから、必要以上に話を大きく膨らませて、ハメを外しすぎた部分があったんです。たいへん軽率だったと反省しています」
と、後悔の念を語るとともに、
「私に関して、言いやすいネタが揃ってたと思うんですね。これまでの経歴ですとか…。私の過去の軽率な発言から、あんな心ない野次を浴びて、私に悩みを相談してくれていた女性たちをさらに苦しめることになってしまったのは、本当に申し訳ないです」
と、“軽率な女”だったことを自覚し、猛省している。
※女性セブン2014年7月10日号