ライフ

稲庭うどんを目指した冷やし中華の名店 納得の麺完成に5年

『らーめん天神下 大喜』の「冷やし中華」

「冷やし中華の麺は、のど越しが大事です」と語るのは東京・湯島の「らーめん天神下 大喜」店主の武川数勇さん。ゆでた後に手早く流水でしめた麺は、つるんとした食感でモチッと弾力があり、のど越しもなめらか。

 同店は創業15年になるが、冷やし中華は10年前から提供する。当初は今より細い麺だったが、探究心旺盛な武川さんは、独特の舌触りを持つ“稲庭うどんのような麺”を思い立ち、麺の改良を始める。

「力強いコシと弾力がありながら、のど越しのよい麺を目指し、多種類の国産小麦粉をブレンドしながら、ひたすら麺を打って研究を重ねました。納得の麺を完成させるのに、5年もかかりました」

 情熱を注いで作り上げたストレートの太麺は、小麦がほどよく香り、酸味と甘さのバランスが絶妙な醤油味のタレとよく絡む。具は毎年変化するが、今年はラーメンスープの鶏ダシ入り卵焼きがトッピングに加わる。一日20食限定の貴重な味、ぜひ堪能を!

■『らーめん天神下 大喜』
冷やし中華  900円(昼・夜各10食限定)
住所:東京都文京区湯島3-47-2白木ビル1F 湯島駅1分
営業時間:月~金11~15時(LO)、17時半~22時(LO)土11~15時(LO)、17時半~21時(LO)日11~16時(LO)祝11~20時(LO)(売切次第終了)
定休日:無休
提供期間:7月31日まで

撮影■岩本朗

※週刊ポスト2014年7月18日号

関連キーワード

トピックス

2024年末に第一子妊娠を発表した真美子さんと大谷
《大谷翔平の遠征中に…》目撃された真美子さん「ゆったり服」「愛犬とポルシェでお出かけ」近況 有力視される産院の「超豪華サービス」
NEWSポストセブン
新政治団体「12平和党」設立。2月12日、記者会見するデヴィ夫人ら(時事通信フォト)
《デヴィ夫人が禁止を訴える犬食》保護団体代表がかつて遭遇した驚くべき体験 譲渡会に現れ犬を2頭欲しいと言った男に激怒「幸せになるんだよと送り出したのに冗談じゃない」
NEWSポストセブン
警視庁が押収した車両=9日、東京都江東区(時事通信フォト)
《”アルヴェル”が人気》盗難車のナンバープレート付け替えで整備会社の社長逮捕 違法な「ニコイチ」高級改造車を買い求める人たちの事情
NEWSポストセブン
地元の知人にもたびたび“金銭面の余裕ぶり”をみせていたという中居正広(52)
「もう人目につく仕事は無理じゃないか」中居正広氏の実兄が明かした「性暴力認定」後の生き方「これもある意味、タイミングだったんじゃないかな」
NEWSポストセブン
『傷だらけの天使』出演当時を振り返る水谷豊
【放送から50年】水谷豊が語る『傷だらけの天使』 リーゼントにこだわった理由と独特の口調「アニキ~」の原点
週刊ポスト
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
《英国史上最悪のレイプ犯の衝撃》中国人留学生容疑者の素顔と卑劣な犯行手口「アプリで自室に呼び危険な薬を酒に混ぜ…」「“性犯罪 の記念品”を所持」 
NEWSポストセブン
フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《離婚後も“石橋姓”名乗る鈴木保奈美の沈黙》セクハラ騒動の石橋貴明と“スープも冷めない距離”で生活する元夫婦の関係「何とかなるさっていう人でいたい」
NEWSポストセブン
原監督も心配する中居正広(写真は2021年)
「落ち着くことはないでしょ」中居正広氏の実兄が現在の心境を吐露「全く連絡取っていない」「そっとしておくのも優しさ」
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
〈山口組分裂抗争終結〉「体調が悪かろうが這ってでも来い」直参組長への“異例の招集状” 司忍組長を悩ます「七代目体制」
NEWSポストセブン
休養を発表した中居正広
【独自】「ありえないよ…」中居正広氏の実兄が激白した“性暴力認定”への思い「母親が電話しても連絡が返ってこない」
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(時事通信フォト)
「うなぎパイ渡せた!」悠仁さまに筑波大の学生らが“地元銘菓を渡すブーム”…実際に手渡された食品はどうなる
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(左/時事通信フォト)
広末涼子の父親「話すことはありません…」 ふるさと・高知の地元住民からも落胆の声「朝ドラ『あんぱん』に水を差された」
NEWSポストセブン