2011年に「黒い交際」を理由に芸能界を引退してから3年の月日が経とうとしているが、今なお芸能ニュースで頻繁に名前があがる島田紳助さん。5年ぶりに復活することが発表された「M-1グランプリ」にあわせ、一部では発起人だった紳助さんの復帰も囁かれているが、同大会を主催する朝日放送の脇阪聰史社長は「出演はない」と明言した。
また、7月31日には紳助さんの友人でタレントの土建屋よしゆきさん(享年58)が肝不全のために死去。3日に行われた通夜には紳助さんが極秘で訪れたとも報じられている。
とにかく、引退してもなお動向に注目が集まる紳助さんだが、実際問題として芸能界復帰はあるのだろうか。お笑い事情に詳しい芸能関係者は「復帰は難しい」と見ている。
「東京の芸人の多くは“アンチ紳助”だといわれています。わざわざ復帰を望む人はいませんよ」
“アンチ紳助”の立場をとる東京芸人たちの中心には、大物芸人Aがいるという。
「番組で紳助さんのモノマネをしたAさんのもとに紳助さんが直接電話をかけてきて、文句を言ってきたということがあったらしいのですが、Aさんは一蹴したそうです。紳助さんに困っていた東京芸人も多かったので、この一件でAさんを中心に結束が固まったといわれています」(前出・芸能関係者)
また“ポスト紳助”と呼ばれ、複数の番組でレギュラー司会者を務める芸人Bもまた、“アンチ紳助”だといわれている。
「紳助さんは、若手と最初に共演するとき、強い態度でダメ出しをしたり、怒ったりするそうです。でもって、若手が謝りに来たところで今度は優しくして“紳助さんって本当は優しい人なんだ……”と思わせる、いわば“ギャップ戦法”を使っていたというんです。Bさんも、同じような戦法で攻められたらしいのですが、“そんな幼稚な戦法に引っかかるかよ。馬鹿にすんなよ”といった感じで、“アンチ紳助”になっていったそうです」(前出・芸能関係者)
紳助さんとの共演がほとんどなかった芸人Aに対し、芸人Bは紳助さんとの共演も多かった。どうやら、割りきって仕事をしていたということのようだ。
「紳助さんが引退したことで、もう我慢する必要がなくなったと、東京芸人は大喜びでしたね。吉本の一部の若手も含めて、東京芸人の多くは“アンチ紳助”です。紳助さんの復帰を歓迎する芸人は少ないでしょう。仮に復帰することがあっても、吉本制作の関西ローカル番組限定でしょうね。もう東京の芸能界に、紳助さんの居場所はないかもしれません」
紳助さんとしても、まるで味方がいないようなこの状況で、わざわざ復帰しようとも思わないのでは?