子供の頃、レストランなどで騒いでいると、「静かにしなさい!」と母親に怒られたものだが、最近では、公共の場で騒ぐ子どもを、まったく注意しようとしない母親も増えているという。飲食店に勤務する女性・ササキさん(28歳)が語る。
「最近は、30代女性が幼児のお子さんを連れて女子会をすることが増えています。先日は、15人ほどが集まってとても大きい声で会話していました。マダム風の方々でしたが、会話の内容はとても公共の場で話せるような内容ではありませんでした。
皆さん小さなお子さん連れでしたが、子どもが走り回ったり、椅子の上で飛び跳ねたりしていても、まったく注意することはありませんでした。周囲に迷惑をかけていることをわかっているのでしょうか」
都内でカフェの店長を務める女性・キノシタさん(31歳)も、こう語る。
「『アナと雪の女王』が流行ってから、店内で大きな声で歌うお子さんが増えていますが、保護者はあまり注意しませんね。先日は、お子さんが泣き出したらiPadを開いて『アナ雪』の雪だるまの歌を、爆音で流した奥様もいらっしゃいました。隣の席のお客さまも困った様子でした。
その後は、娘さん本人と思われる子が『ありの~ままの~』と歌っている動画を流して本人に見せ、静かにさせていました。ちょっと感覚を疑いましたし、実際周囲からもクレームがありましたね」
公共の場で子どもを叱れない母親は、周囲に迷惑をかけている自覚がどこまであるのだろうか。