【書籍紹介】『日本の風俗嬢』中村淳彦/新潮新書/842円
長年、性風俗の取材をしてきた著者が、どんな職種があり、収入はいくらかなど、風俗嬢の実態を詳しく紹介している。
最近は、学費を稼いでいる地方出身の大学生や給料が安い介護職など、風俗で働く一般女性も増えているという。志望者が多いと容姿など採用基準も高くなり、風俗嬢の中での格差も広がっているようだ。
風俗が貧困に苦しむ女性の受け皿になっていると報道されるなど、今や風俗は、普通の女性とも無関係ではない。それだけに本書は、貴重な情報を提供してくれる。
※女性セブン2014年9月18日号