日本人女性の性の実態を追究する『週刊ポスト』恒例1000人アンケート。今回のテーマは「人妻の性」。インターネット調査会社の協力のもと、家の外で密やかに行なう不倫の実態を、既婚女性1000人が赤裸々に回答。夫が知らない妻たちの素顔が明らかになった。アンケートに回答した女性は21歳から69歳で、平均年齢は40.6歳。住まいの分布は全都道府県に及ぶ。
まず、「不倫をしたことがありますか?」と不倫経験を問うと、22.8%が「不倫したことがある」と回答。そのうち現在進行形は4.1%だ。2010年に行なわれた前回調査では「不倫経験あり」が29.6%だったので、6.8ポイント減っている。
夫婦のセックス問題に詳しい東京家族ラボの池内ひろ美氏は、「少なすぎる印象。私の実感では妻の40%に不倫経験がある」と語る。後ろめたさから偽りの回答をした人もいたのかもしれない。
次に、不倫経験なしと答えた人に「不倫願望はありますか?」と尋ねたところ、15.6%が「ある」と回答した。こちらは前回調査では14.9%だった。
福岡県の28歳は、不倫へ踏み込むきっかけとして、「夫に求められなくなったら」と回答。「結婚前はそれなりにモテたし、夫が私に愛想を尽かしたなら、他の男に走る理由になる」。
池内氏は、人妻の浮気に対する憧れが強いことを指摘する。
「不倫願望があるかと質問したら、人妻は反射的にノーと答えます。しかし、『夫以外に恋人はほしいですか?』という聞き方をすれば、8割以上がイエスと答える」
不倫中の妻が相手と知り合ったきっかけを聞いてみると、職場や仕事関係(43.0%)が圧倒的。以下は友人(19.3%)、出会い系サイト(13.2%)と続く。中には「元カレ」(滋賀県・31歳)、「ナンパ」(熊本県・42歳)、「主治医」(新潟県・33歳)という回答もあった。
「これまで不倫した人数」の質問には、「1人」が過半数だが、「5人以上」も10%に迫る。最高人数は16人(岡山県・37歳)だった。
※週刊ポスト2014年9月19・26日号