国内

赤ちゃんマッサージNPO代表 過去のトラブルと元夫の思い

 今年6月、新潟県に本部を置く子育て支援のNPO法人の関西事務所(大阪府淀川区)で、「ズンズン運動』というマッサージを受けていた生後4か月の男児が、呼吸停止となり、その後死亡する事件が起きた。このとき、マッサージを施していたのは、同法人の代表A子さん(57才)だ。

『ズンズン運動』は、赤ちゃんの首を150度近く後ろに回し、さらにその状態で体をゆするというもので、A子さんが独自に考案したものだという。

 そんなA子さんは広島県出身。夫とともに新潟県に移り住んできたのは、1991年のこと。2男3女の子供を持つ母でもあった。

「子育てをするなら、人の子も一緒にしてしまおう」

 ちょうどいちばん下の娘を出産した直後だったA子さんは、そんな思いを胸に週1回の幼児教室を開くようになった。しかしA子さんの子育てぶりに周囲は眉をひそめていた。

「A子さんは子育て支援の講演などで地方に出張することが多く、よく家を空けていたんです。旦那さんも、ほとんど家にいないような人だったそうで、5人の子供たちは放ったらかし状態。いちばん下の女の子が2才くらいのとき、裸で家の前の道に飛び出してきて“お母さん…お母さん…”と行き交う車を止めてしまって、ご近所中が騒然となったことがありました。自分の子供がそんな状況なのに、他人の子供の面倒なんてみられるわけないですよね」(近隣住民)

 またA子さんは、子供だけでなく家族間のトラブルも抱えていた。

「当時、A子さんの義父はすぐ近くで商店を営んでいました。そこで、“息子の家の前に、自動販売機の小屋がほしい”と大工の知人に頼んで作らせたそうです。数日後、その大工の家にA子さんが、“何でうちの前にあんなもの建てたんだ?”と怒鳴り込んできたそうです。文句があるなら義父に言えばいいのに、折り合いが悪かったのか、その怒りをまったく見当違いの方向にぶつけたみたいですね」(前出・近隣住民)

 それでも怒りが収まらなかったA子さんは、小屋に落書きをしたり、自動販売機の上に三女の使用済みのオムツやパンツなどを置いて、嫌がらせを続けたという。

 その後義父は他界し、A子さんは、今から13年ほど前に夫と離婚。そして気にくわなかった自動販売機も撤去した。今回の事件について元夫を訪ねると、渋い顔でこう言った。

「もう別れて13年になるので、かかわりたくないし、話したくない」

 さらにA子さんは、数々のご近所トラブルも引き起こしていた。

「犬を飼っていたんですが、散歩には連れていかず庭で放し飼いにしていたんです。犬にとってはストレスなんでしょう。もう夜もかまわず、一日中鳴いているんですから。庭の雑草も伸ばし放題で、毛虫や害虫がわいて隣家の中にまで入る始末でした。我慢の限界で文句を言いに行っても、“犬は動物なんだから鳴くのが普通…”“毛虫は自然のものだから…”と、素知らぬ顔で突っぱねるんです」(前出・近隣住民)

※女性セブン2014年10月2日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

主張が食い違う折田楓社長と斎藤元彦知事(時事通信フォト)
《沈黙続ける折田楓社長》「朝、PR会社の方から直接連絡がありました」兵庫県HPから“同社記事が削除された理由”
NEWSポストセブン
犬猿の仲といわれていた織田裕二と柳葉敏郎
織田裕二『踊る』スピンオフ『室井慎次』にこっそり出演 「柳葉さんがやるなら…」と前向きに検討、確執は昔の話 本編再始動への期待も高まる
女性セブン
谷川俊太郎さん(右)への思いを語った中島みゆき(左)(事務所の公式HPより、右は共同通信社)
中島みゆきが独占告白「本当に星になっちゃった。でも星は消えないですから」言葉の師と尊敬する谷川俊太郎さんとの別れ、多大な影響を受け大学の卒論テーマにも選択
女性セブン
ともに二世落語家という共通点も(左から三遊亭王楽、林家正蔵)
【過去に確執も手打ちか】三遊亭王楽「七代目円楽襲名披露興行」に父・好楽の“因縁の相手”林家正蔵が出演で落語界も騒然
週刊ポスト
主張が食い違う折田楓社長と斎藤元彦知事(時事通信フォト)
《慶應SFC時代の “一軍女子”素顔》折田楓氏がPR会社を創業するに至った背景「女子アナ友人とプリクラ撮影」「マスコミ志望だった」
NEWSポストセブン
SNS上だけでなく、実生活でも在日クルド人への排斥デモやヘイトスピーチが目立つようになっている(店舗SNSより)
「日本人は大好きだけど、もう限界です…」『ハッピーケバブ』在日クルド人の社長が悲鳴、親日感情をへし折る\\\\\\\"ヘイト行為\\\\\\\"の実態「理由もないのにパトカーを呼ばれて…」「脅迫めいた電話が100回以上」
NEWSポストセブン
騒動の中心になったイギリス人女性(SNSより)
《次は高校の卒業旅行に突撃》「1年間で600人と寝た」オーストラリア人女性(26)が“強制送還”された後にぶちあげた新計画に騒然
NEWSポストセブン
折田氏(本人のinstagramより)と斎藤知事(時事通信)
《折田楓社長のPR会社》「コンペで5年連続優勝」の広島市は「絶対に出来レースではありません」と回答 斎藤知事の仕事だけ「ボランティア」に高まる違和感
NEWSポストセブン
中井貴一
中井貴一、好調『ザ・トラベルナース』の相棒・岡田将生の結婚に手を叩いて大喜び、プライベートでゴルフに行くほどの仲の良さ 撮影時には適度な緊張感も
女性セブン
東北楽天イーグルスを退団することを電撃発表し
《楽天退団・田中将大の移籍先を握る》沈黙の年上妻・里田まいの本心「数年前から東京に拠点」自身のブランドも立ち上げ
NEWSポストセブン
妻ではない女性とデートが目撃された岸部一徳
《ショートカット美女とお泊まり》岸部一徳「妻ではない女性」との関係を直撃 語っていた“達観した人生観”「年取れば男も女も皆同じ顔になる」
NEWSポストセブン
折田楓氏(本人のinstagramより)
《バーキン、ヴィトンのバッグで話題》PR会社社長・折田楓氏(32)の「愛用のセットアップが品切れ」にメーカーが答えた「意外な回答」
NEWSポストセブン