ライフ

来年日本人女性の半分は50才以上 アラフィフはまだ「若手」

「アラフィフ」といえば、かなり年上の世代だと考える人もいるかもしれませんが、データを見るとそんなことはないようです。そんな時代のアラフィフの振る舞いについて、ファッションプロデューサーの植松晃士さんが解説します。

 * * *
 皆さま、ご機嫌よう! 私にとって、日々、新鮮な情報をキャッチするのもお仕事のひとつなのですが、今日は、皆さまに素晴らしいニュースをお伝えします。

 先日、とある外資系コスメ会社の発表会で伺った衝撃的データです。なんと、「2015年、日本人女性の2人に一人は50才以上」なんですって。びっくりでしょ? 最近発表された日本人女性の平均寿命は86.61才。考えてみれば、平均年齢が50才に近づいても不思議ではないんですね。

 ということは、現在アラフィフのかたがたは大人界では、まだ若手。たとえていうなら、芦田愛菜ちゃんくらいかしら。それなら私も、羽ばたき前の“さなぎ”なのですが、だからこそ、思うことがあります。

 たとえば、今まで、AKB48の皆さんなど、若いお嬢さんがたとお仕事をするときは、できるだけ古い言葉は使わないように気をつけてきました。「こんなギャグ、通じないかな?」などと気を使って、「昭和のにおい」を打ち消したのです。

 でもこうした苦労も今日限りにします。明日からは、むしろ爆発させてやろうかと(笑い)。「まぁ、あなたったら、ハレンチね」とか「カマトトぶっちゃって」などなど。首を傾げられたってかまうものですか!

 それに、ハレンチとか、泥棒猫とか、お転婆とか。昭和の言葉って、ちょっとかわいいと思いませんか?

 ファッションの世界でも、10年くらい前までは、30才以上を対象とした商品は、「大人の女性向け」という曖昧な表現で宣伝されていました。ある意味、「年齢を重ねること=後ろめたいこと」という意識だったのです。

 でも、これからは「50才以上の女性に向けて」と堂々と謳った商品が続々と登場してくるはず。経済も情報も、50才以上を中心にして回っていくのです。消費力(=経済力)が伴っているのは、アラフィフ以上の世代ですから。

 そうです。「時代のスタンダード」になった私たち。何を遠慮する必要がありましょう。世の中の真ん中を大手を振って歩いていいんです。

※女性セブン2014年10月2日号

関連記事

トピックス

「衆参W(ダブル)選挙」後の政局を予測(石破茂・首相/時事通信フォト)
【政界再編シミュレーション】今夏衆参ダブル選挙なら「自公参院過半数割れ、衆院は190~200議席」 石破首相は退陣で、自民は「連立相手を選ぶための総裁選」へ
週刊ポスト
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波も(マツコ・デラックス/時事通信フォト)
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波、バカリズム脚本ドラマ『ホットスポット』配信&DVDへの影響はあるのか 日本テレビは「様々なご意見を頂戴しています」と回答
週刊ポスト
大谷翔平が新型バットを握る日はあるのか(Getty Images)
「MLBを破壊する」新型“魚雷バット”で最も恩恵を受けるのは中距離バッター 大谷翔平は“超長尺バット”で独自路線を貫くかどうかの分かれ道
週刊ポスト
もし石破政権が「衆参W(ダブル)選挙」に打って出たら…(時事通信フォト)
永田町で囁かれる7月の「衆参ダブル選挙」 参院選詳細シミュレーションでは自公惨敗で参院過半数割れの可能性、国民民主大躍進で与野党逆転へ
週刊ポスト
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
「フォートナイト」世界大会出場を目指すYouTuber・Tarou(本人Xより)
小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」に批判の声も…筑駒→東大出身の父親が考える「息子の将来設計」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
米国からエルサルバドルに送還されたベネズエラのギャング組織のメンバーら(AFP PHOTO / EL SALVADOR'S PRESIDENCY PRESS OFFICE)
“世界最恐の刑務所”に移送された“後ろ手拘束・丸刈り”の凶悪ギャング「刑務所を制圧しプールやナイトクラブを設営」した荒くれ者たち《エルサルバドル大統領の強権的な治安対策》
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
NEWSポストセブン