「北海道にしかいないエゾモモンガを見てから、いつか飼いたいなぁと思っていて。そんな時、アメリカモモンガのきょろたんと出会ったんです」
そう語るのは、「きょろたん」「みにたん」のアメリカモモンガの一家の飼い主のmifaさん。モモンガファミリーの飼育記録を綴った彼女のブログは、「かわいい~」の声が続出し、人気を集めている。
2~3等身でモフモフ。こんなにかわいい見た目なのに、なかなか触らせてくれないし、トイレも覚えない。夜行性で昼間はずっと寝てばかり。モモンガは“飼うのには覚悟がいる”野生的な性格だった。
それでも毎日、辛抱強く面倒をみていると、次第に心を許すようになっていった。きょろたんと結婚したみにたんに4匹の子供が生まれ、6匹の大家族に。
「今では全員、体に乗るようになって、私の部屋着の中にたくさんどんぐりを入れてくるんです。うちには子供がいないから、きょろたんたちは子供のような存在。みんなからの親孝行が嬉しいんです(笑い)」(mifaさん)
しかし、1年ほど前のある日のことだった。
「夜のぞいてみると、ちょびたんがぐったりしていたんです。ケージに足が挟まって、腕からは血も出ていました。病院に連れて行ったら、手の先が落ちているということで、即、片腕切断の手術になりました。“全身麻酔をかけますが、それで命を落としてしまうかもしれない”というお医者さんの説明に涙が止まりませんでした」(mifaさん)
幸い、手術は成功。最初は食欲が減って体重も落ちたけど、mifaさんの献身的な介護もあって、ちょびたんの体調はみるみる回復した。
「バランスを上手に取ってエサも自力で食べられるし、止まり木から大きなジャンプもできるようになりました。このまま順調に回復して、いつの日か、私の胸に飛んできてくれたらいいな、と願っています」(mifaさん)
※女性セブン2014年10月2日号