家事を手伝う夫に妻が必要以上に厳しくダメ出しをする「家事ハラ」という言葉が話題だ。『週刊ポスト』では30~70代既婚男性へのアンケートで約8割が「担当する家事」があり、そのうち7割が妻から「家事ハラ」を受けていると回答があった。ところが、この結果へ妻たちから激しい反発が起き、反論では、「手伝ってやってるという態度が許しがたい」「適当な気持ちだから家事ができるようにならない」という意見が多かった。
それに対して「こっちの仕事を手伝ったことはあるのか」と憤るのは59歳のAさん(会社員)だ。
「なにかにつけて『こんな簡単な家事もできないの?』と吐き捨てる妻。ゴミ捨てをすれば『それで手伝ってるつもり?』と。風呂掃除をすると『タイルの目地をこすらなくては意味ないのに』と言って、僕の目の前で歯ブラシで目地をこすってみせる。
妻は専業主婦で私は仕事一筋でやってきた。それでも来年退職だから、これからは妻と協力し合おうという気もある。それなのに妻のこの態度。完全な家事ハラでしょう。
手伝いというなら、妻が私の仕事を手伝ったことが一度でもあるのか? 資料1枚作れないくせに……。それでいて私に感謝の態度を示しているのか、はなはだ疑問です。妻と家で過ごすのは苦痛なので、退職後も外にアルバイトに出た方がいいと思っています」
※週刊ポスト2014年10月3日号