4人組ロックバンド・SEKAI NO OWARIのメンバーが住む一戸建て住宅に苦情が寄せられているという。ある近隣住民はこう話す。
「3日に1回は夜中にバカ騒ぎしてて、寝られないほどうるさいんです。午前3時とか、午前4時のことですよ! 警察に注意してもらったこともあるんですけど、全然直らない。本当に勘弁してもらいたいです…」
4人のメンバーが共同生活を送る『セカオワハウス』は、都内の閑静な住宅街の一角にある。土地面積180平方メートル、地上3階、地下1階の赤茶色のレンガ造り。1月26日放送の『情熱大陸』(TBS系)では、セカオワサウンズが生まれる場所として紹介され、ファンの間ではそれがどこにあるのか話題になっている。
「1階は共用のリビングルームで、個人の部屋は2階と3階。地下室にはピアノや楽器が設置されていて、そこで作曲活動などをしているそうです」(音楽関係者)
しかし近隣住民からは、冒頭のような非難が噴出しているのだ。
「つぶれたペットボトルとか、たばこの吸い殻が家の前に散乱してるんだよ。この辺じゃ、あいつらに向けて“ゴミは所定の場所に”って張り紙がしてあるほどだからね。みんな迷惑してて、今すぐ出ていってもらいたいくらいだよ」(別の近隣住民)
ご近所さんらの怒りは深いが、彼らの傍若無人な振る舞いの原因は、前のセカオワハウスにあった。
「以前彼らは、大田区に手作りしたライブハウスで生活していました。印刷工場の跡地でしたが、楽器を弾けば周囲に音が響きわたるような場所。ところが大家の女性は彼らの才能をかっていて、苦情が入るたびに、彼らのCDを聴かせて“こんなにがんばっているんだからごちゃごちゃ言わないでください”“私が責任を持つ”と矢面に立ってくれたんです。セカオワがあるのはその大家さんと“騒音”を黙認してくれた当時のご近所さんのおかげでもあるんです」(前出・音楽関係者)
そんな都合がよすぎる環境だったが、メジャーデビューを機に「心機一転したい」との理由で前出の豪邸に引っ越した。その結果は前述のとおり。さらに彼らのせいで、まったく関係のない“ある人”が非難されていた。近隣に住む女性が、呆れたように話す。
「三宅さんがしっかりしないから、若い人たちが騒がしくするのよ。ちゃんと叱ってもらいたいですね」
ん? 三宅さん? 話を聞くとそれは、三宅裕司(63才)のことだった。実は、かつてこの豪邸の主は三宅だったのだ。
彼がこの場所に住み始めたのは1994年のこと。その後、2008年に家を売却し引っ越したが、そこを偶然セカオワたちが借りることになったのだ。
ところがいまだ顔と名前が一致しない一部の近隣住民の間では、「三宅裕司の劇団の若い連中が騒いでいる」と誤解しているのだった。
セカオワと近隣住民とのトラブルは平行線のままだが、そんな彼らのせいで、三宅はいわれのない非難を受けているのだ。
※女性セブン2014年10月23・30日号