空前のランニングブームが日本中を席巻している。皇居ランナーは1日1万人近くといわれ(千代田区調べ)、来年2月に開催される東京マラソンの抽選倍率は史上最高の10.7倍を記録。多くは趣味で走っていたり、健康のため、リフレッシュのために走っていたりするが、なかにはよからぬ目的で汗を流す不届き者もいるようで…。
週末になれば全国各地でマラソン大会が開催され、公園でも街中でも走っている人がそこここに。2007年に東京マラソンが始まって以降、ランニング人口は増え続け、今や1000万人を超えるともいわれている(2012年・笹川スポーツ財団調べ)。
来年2月22日に実施される『東京マラソン 2015』には、なんと30万4825人が応募した。そんなブームの中、ランニングコースでは思わぬ“事件”も起きている。
昨年、友人に皇居ランニングに誘われたのがきっかけで、走ることにハマったというA美さん(32才・美容関係)。美人でスタイルもいいのが災いしてか、こんな悩みがあるという。
「気持ちよく走りたいのに、声をかけてくる男性が多くて困っています。挨拶程度ならいいけれど、いかにもナンパ目的っていう人もいる。『どこでシャワーしてるの?』と聞かれ、教えた場所で待ち伏せされたこともありました」
ナンパにはもう慣れっこのA美さんだが、最近、驚いたことがある。
「走っていると、隣に若い男性が並んできたんです。最初は世間話をしていたんですが、そのうち走りながらウエストポーチから名刺を取り出して、『よければ連絡ください』って言うんです。見たら、超がつくほどのエリート企業のものでした。いつもその名刺を使って女性を口説いてるんでしょうか。でも、ランニング中に渡されてもねぇ…。手に持ったまま走ってたら、汗でボロボロになりました(苦笑)」(A美さん)
自らも週に2回は皇居を走るライターの氏家裕子さんによれば、このようなケースは少なくないという。
「皇居では反時計回りがルールなのですが、深夜近くになるとあえて逆走している男性がちらほら。女性の顔を見て、ナンパする相手を物色しているらしいんです。独身の中年男性がフェイスブックでしつこく友達申請をしてきて、女性ランナーが嫌がっているという話も耳にします」
※女性セブン2014年11月6日号