月間50万人が訪れる人気ブログ『まだ東京で消耗してるの?』を主宰し、『武器としての書く技術』(中経出版)など多数の著書を持つプロブロガーのイケダハヤト氏が、ネット上で話題となっている出来事を紹介。今回はマクドナルドについてのお話です。
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ここ数か月ほど、「日米・マクドナルドの業績不振」について、ネット民がわいわいと盛り上がっています。
声として目立っているのは、原材料に対する不信感。鶏肉品質問題が尾を引いているようで、先日行われた「チキンマックナゲットの無料配布キャンペーン」に対しても、「原料が怖いし、無料でも食べたくない」という意見が少なからず上がっています。
不振の原因についてもさまざまな考察が上がっており、なかでも「日米で健康志向が進み、売り上げが下がった」という趣旨の意見が個人的に興味深かったです。なるほど確かに、ぼくもマクドナルドを食べるとき、「おいしいけど体にはよくないかもしれないよな…」と幾ばくかの罪悪感を抱くようになりました。10年前は喜んで食べていたんですけどねぇ。
マクドナルドが「全店禁煙」になったことも大反響。「家族で行きやすくなった」と喜ぶユーザーがいる一方で、「そもそも健康に注意している人は、マクドナルドには行かないんじゃ?」という手厳しい意見も。「100円でたばこが吸える場所を確保できるので重宝していたのに…」と嘆く愛煙家のかたがたの声も目立ちます。
昨今はネガティブな声が目立っていますが、こうしてたびたびネット上で話題になることを考えると、みんな「マクドナルド」というブランドが好きなようです。マックで育った1人の日本人として、今後の再生に期待です。
※女性セブン2014年11月20日号