10月29日、11年ぶりに宮中晩餐会に出席された皇太子妃雅子さま。ご病状は世界中で大きな注目を集めているが、今回の宮中晩餐会の様子も、海外で大きく取り上げられた。
そんななか、英国で最も歴史あるタブロイド紙である『デイリー・メール』が10月31日付のオンライン版で、こんな衝撃的な記事を報じた。
《Reclusive Crown Princess Masako also made a rare appearance during tour》
英王室に詳しいジャーナリスト・多賀幹子さんはこう話す。
「『Reclusive』とは、世を捨てた、隠遁した、出家したという意味です。つまり“世捨て人の皇太子妃・雅子が、オランダ国王夫妻が来日中に稀な姿を見せた”と訳すことができます」
記事には、雅子さまが最後に宮中晩餐会に出席したのは2003年のメキシコ大統領が来日したとき以来になること、そして愛子さまを出産され、病に倒れた後、まるで世捨て人のような隠遁生活を送られていると紹介している。
「外国人にとって、病気とはいえ、11年も晩餐会にお姿を見せられないのは、やはり長すぎる感じがするんでしょうね。ですから、“世を捨て、出家した”というイメージになってしまったわけです。今後、雅子さまは公の場に戻ってこられるのだろうか?という意味合いも記事には含まれていると思います」(前出・多賀さん)
決して雅子さまは“世捨て人”になられたわけはなく、ご公務復帰へ向けて日々、治療を続けられているのだが、長きにわたってお感じになっている重圧のなかで、“世捨て人”のように諦めてしまわれている部分もあるのだという。それは服装に関することだ。東宮職関係者はこう語る。
「ご療養生活に入られて以降、雅子さまはドレスなどのお洋服を新調されることがほとんどありません。
おそらくご自分の状況を考え、遠慮なさっているのだと思います。特にドレスはオーダーメードする高価なものです。そのお金は“宮廷費”と呼ばれる“公金”ですから、雅子さまは“もしドレスを新調して、直前になって行けなくなってしまったら国民に申し訳ない”という思いから、新しいドレスを作られるのをためらわれているようなんです。
昨年のオランダ訪問の際にも、ドレスをお作りになられていませんから、今回の宮中晩餐会も古いドレスをリメークされて臨まれたんだと思いますよ」
※女性セブン2014年11月20日号