10月末には、国賓として来日したオランダ国王夫妻を歓迎する行事や宮中晩餐会に出席された雅子さま。それに続き、11月9日には国連教育科学文化機関(ユネスコ)などが主催する「持続可能な開発のための教育(ESD)」世界会議にご出席のため、愛知県を訪問された。宿泊を伴う地方ご公務としては、昨年11月の被災地・岩手県慰問以来1年ぶり。そのご様子を見る限り、雅子さまのご公務へのお気持ちが前向きになられているように感じられた。
とはいえ、実際にはまだ体調に波があり、“一進一退”を繰り返されていて、ご公務への完全復帰は、ほど遠いという現状だという。それに加え、雅子さまを悩ませているのが、愛子さまの登校問題である。
二学期に入ってからも“午後登校”を繰り返されるなど、いまだ“不規則な登校状況”が続く愛子さま。特に学習院関係者の間で問題になっているのが、“毎週、金曜日は午後に登校される”という実態である。実際、1か月近く金曜日は午後に登校されている。
この“魔の金曜日”の謎を解くべく、女性セブンは愛子さまのクラスの金曜日の時間割を入手した。
1限目 HR
2限目 数学
3限目 理科
4限目 数学
これまで理数系、特に数学が苦手と伝えられてきた愛子さま。金曜日の午前中は、その苦手な科目がずっと続くのだ。
「中等科から学習院に入ってきた生徒たちは受験の際、厳しい受験勉強をして狭き門をかいくぐっていますから、レベルが高い生徒が多いんです。一方で初等科からの持ち上がりの生徒たちは、受験戦争に揉まれていませんから、中等科入学後に受験組との学力の差に驚くんです。
初等科時代、“優秀”だと評判が高く、自覚がある生徒は、特に数学で劣等感を持ちやすいんです。初等科では、学年トップ10の成績だった愛子さまは、もしかしたら苦手科目で悔しい思いをされるのが嫌で、午後からの登校になっているのかもしれません」(学習院関係者)
こんな状況を心配された雅子さまは、10月から数学のエキスパートを御用掛として呼ばれ、その対策を講じられているが、もし愛子さまが苦手科目を克服できなければ、この状況が続く可能性も高い。そうなれば、また雅子さまのご公務復帰は遠のいてしまう。
しかし、雅子さまが愛知県に出発される2日前の11月7日金曜日──。
「愛子さまは珍しく、朝から登校されました。もしかしたら、日曜日からご公務で地方へ行かれる雅子さまを心配させないようにと愛子さまも気持ちを奮い立たせて、朝から登校なさったのかもしれませんね」(皇室記者)
愛娘の行動に雅子さまも普段とは違う表情を見せられていた。
※女性セブン2014年11月27日号