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中高年になると増える「ちょい漏れ」 防止の秘訣を医師解説

 中高年になると男女問わずトホホと思い、悩まされることが多い「ちょい漏れ」。ベストセラー『がんばらない』著者で諏訪中央病院名誉院長の鎌田實氏が、ちょい漏れの対策方法について解説する。

 * * *
 男女問わず、年齢を重ねてくると、思わぬところで“トホホ”と頭を抱えたくなることが多くなる。中高年女性の多くは、くしゃみや咳などによって、ほんのわずかな失禁をしてパンツを濡らす経験があるといわれている。また重いものを持ったとき、急に立ち上がったときにも同様の“ちょい漏れ”が起きる。

 では男性はどうだろうか。なんと、50歳以上の3~4割の人が“ちょい漏れ”を経験しているのだという。

 女性は尿道の長さが3~4センチ。一方の男性は20センチと、とても長い。しかし、その間には前立腺という臓器があって、年齢とともに、この前立腺が大きくなって尿道を圧迫してしまう。その結果、おしっこが全部出きらずに、長い尿道におしっこが残ってしまうのだ。

 トイレで排尿した後、尿道に残っているおしっこがチョロッと出て、パンツやズボンを濡らしてしまう。恥ずかしい。トホホ、である。

 そうならないためにはどうしたらいいのか? この防止には、トイレの後、オチンチンをよく振ることが大事。振り終わったら、睾丸と尿道の間のところに尿が残ることが多いので、ここを圧迫してあげて全部出しきるようにする。

 本格的な対策としては、“筋トレ”で予防するしかない。細いズボンをはくイメージで、まっすぐに立つ。お腹をぐっと締め、おへそに力を入れて、この姿勢をキープする。この姿勢は腹筋と背筋の両方が緊張して、筋トレになる。

 と同時に、このときに10回ほど、肛門を意識して締める。そうすると肛門の周囲にある骨盤底筋群が鍛えられ、尿漏れを防ぐ効果が期待できる。

※週刊ポスト2014年12月12日号

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