高くても1本1000円くらい、安ければ1本100円のビニール傘。もはや“使い捨て“に近い感覚で使っている人も多いだろうが、1本1万2000円(税抜き)の高級ビニール傘も存在している。
その高級ビニール傘「テラ・セボン」を販売しているホワイトローズの須藤宰さんはこう説明する。
「一般的なビニール傘は、単層(1層)のフィルムを使用していますが、この傘は3層構造になっています。骨はしなやかで折れにくいグラスファイバーを使用し、職人が1本1本、手作業で作っています。普通に使っていただければ、5~10年は使える傘です」
開くと直径は140cmにもなり、大人5人がすっぽり入る。寺の住職が雨の日に墓前でお経を唱える時や芸能イベント、選挙など、主に業務用として使われることが多い。
重さは約690gなので、見た目の大きさから想像するより軽く感じる。雨の日でもかばんが濡れる心配がないのがいい。ただ傘そのものが大きい(たたんだ状態で長さ85cm)ために、たたんで持ち歩くと目立ってちょっと恥ずかしいかもしれない。
※女性セブン2014年12月25日・2015年1月1日号