第65回を迎える『NHK紅白歌合戦』。アナ雪や妖怪ウォッチなど2014年の大ヒットものから、中島みゆきやサザンオールスターズといった大物出場まで注目度は例年以上だ。
そんな紅白歌合戦の長い歴史の中には意外な事実も。実は当初はグループ出場が禁止だったのである。
グループの出場は、1958年、『ともしび』が大ヒットとなったため、ダーク・ダックスが第9回に出場して解禁になった。
「紅白対抗戦なので、紅組にもグループをと考えてNHK側は水谷良重、東郷たまみ、朝丘雪路の“親の七光り三人娘”を考えたんですが、前年にソロで出場していた朝丘が拒否しました。代わりに沢たまきが出場したんです」
紅組は女性、白組は男性と規定されていたため、男女の混成グループ出演はNGだったが1968年に大ヒットしたピンキーとキラーズのデビュー曲『恋の季節』によって解禁された(第19回)。
「出場が内定したんですが、紅白どちらの組で出るのか、NHK内部でもめにもめたんです。結局は『ピンキー(今陽子)が主役』ということで紅組に決まりました」
※女性セブン2014年12月25日・2015年1月1日号