今年も紅白歌合戦がやってくる。最近の出場者を見ると躍進著しいのが沖縄だ。南国特有の文化に、戦後定着した米軍の基地の影響でロック、ダンスミュージックが普及し、伝統文化と融合。通信手段も交通手段も高速化した今、ゆったりした時が流れ、自然が残る沖縄は貴重な空間だ。石垣島から夏川りみ、BEGINら2組出場しているのも偶然ではない。沖縄県出身の紅白出場者、全23名は以下の通りだ。
(1960年代)
仲宗根美樹『川は流れる』(62年)
(70年代)
南沙織『17才』(71年)
(90年代)
EVE『イマジン』(90年)
喜納昌吉『花~すべての人の心に花を~』(91年)
安室奈美恵『Chase The Chance』(95年)
石嶺聡子『花』(95年)
新垣仁絵・上原多香子・今井絵理子・島袋寛子(SPEED)『WHITE LOVE』(97年)
Nana・Mina・Reina・Lina(MAX)『Give me a Shake』(97年)
Kiroro『未来へ』(98年)
DA PUMP『Rhapsody in Blue』(98年)
(2000年代)
Gackt『ANOTHER WORLD』(01年)
夏川りみ『涙そうそう』(02年)
BEGIN『島人ぬ宝』(02年)
ORANGE RANGE『ロコローション』(04年)
ゴリエ『Pecori・Night』(05年)
D-51『NO MORE CRY』(05年)
(10年代)
HY『時をこえ』(10年)
※コーラスメンバー、バックバンドメンバー、大人数グループの一部のメンバー、外国人の一部、特別出演者などは掲載を割愛している場合がある。グループについては原則メインボーカル、またはリーダーの出身地で掲載し、1組で1人として計算。楽曲は初出場時のものを掲載(大人数グループでは一部省略)
文・監修■石山裕(ジャーナリスト)
※週刊ポスト2014年12月26日号