お正月は楽しいことが多い反面、正月太りに悩まされる人もいるだろう。正月太りの正体は、味の濃い料理が多いため、喉が渇いて水分を多く摂った結果、むくみが起きることだ。むくみの解消には生姜が強い味方となる。管理栄養士の浅野まみこ氏はこうアドバイスする。
「生姜に含まれるジンゲロールという成分には血管を拡張して、血行を促進する働きがあります。血流の改善は排出効果を高めて、むくみを改善させます。加熱するとより効果が増します。味 汁や煮物、丼ものに入れる、すりおろした生姜を紅茶や緑茶に加える、生姜湯など摂取方法のバリエーションは豊富です」
「温浴効果でもむくみを解消できる」というのは温泉療法専門医の早坂信哉氏。ポイントは湯船に浸かりながらのマッサージだ。
「40度前後のややぬるめの湯が適しています。浴槽に浸かりながら、ふくらはぎや太股を身体の末端から中心に向けてリンパ液や血液を流すようにマッサージしてください。膝や足首の曲げ伸ばしなどの運動も効果的です」
水分は下半身にたまりやすい。水圧効果に加えて、脚をマッサージし、血流を促すことが有効なのだ。
※週刊ポスト2015年1月16・23日号