用意された資料をひたすら読む実況に、選手や技の名前を何度も間違える解説者。そしてスタジオには、その競技を知らない視聴率稼ぎのアイドル…。日本人選手が世界で活躍する時代となり、お茶の間の知識もレベルが上がっているというのに、テレビから聞こえてくるのは「だからナニ??」な解説ばかり。
35才・主婦は、サッカーで「オレオレ、見て見て」型の嫌な解説者がいると語る。
「サッカー解説者のA。選手のプレーに一喜一憂し、すぐに大声を上げる。それも『よしっ』『ちくしょーっ、くやしいなあ!』『ほら、そこそこ!』など単なる感想や歓声で、テレビ見てるうちのダンナと同レベル。相手が外国チームだと日本代表を露骨に贔屓するのも恥ずかしくて、思わずチャンネルを変えたくなる。ちなみに、解説者Bの迷ゴール解説『いい時間帯に点を取りましたね』にも、いい加減飽きた」
テニス解説者に不満を抱える46才・会社員はこう語る。
「テニス解説者のC。『観戦グチおやじ』同様、突発的・感情的な言動が多いけど、自画自賛を忘れない。世界トップクラスの選手相手に『彼を育てたのは私』『私のアドバイスがあったから』という類の発言が耳についたことがある。じつは以前、Cが関係する合宿に参加したことがある…という程度なのに。解説者というよりやかましい応援団で、選手がけがをすると、涙目になって人情物語を演出するウザさ。いっそ役者になったら?」
※女性セブン2015年2月12日号