仮面ライダーといえば45年の長きにわたって「子供たちの憧れ」であり続けるスーパーヒーローである。なかでも1980年放送の7代目ライダー「スーパー1」は高く評価されている。このスーパー1を演じたのが俳優の高杉俊介(65)に5000万円超という借金騒動が勃発した。2月2日発売の週刊ポスト(2月13日号)が報じている。
高杉は陸上自衛隊のレンジャー部隊出身で、米軍特殊部隊グリーンベレーの研修を受けたこともあるという異色の経歴。鍛え上げた肉体と甘いマスクで女性からも人気を集めた。
その高杉との金銭トラブル被害を打ち明けたのが40代女性のAさん。元ライダーのブランドを信用して2003年に80万円貸したのを皮切りに、貸した総額は2400万円。返してもらったのは40万円弱だという。
同じく40代女性のBさんも2004年から2013年の間に総額2400万円を貸し、返済は計30数万円のみ。
Aさんは「他にも被害者を集めて情報交換をしています。彼に渡った総額は少なくとも5000万円超。今回、私の他にも被害者がいることがわかり、意を決して声を上げました」と同誌に語っている。
Aさんらの告白によると、高杉は過去のファンレターやスーパー1時代の役名である「沖一也」のネット掲示板などを利用して連絡し、カネの無心をしたようだ。次第に借金の理由について、「臓器売買の裏社会の組織と交わしてしまった契約を解約するため」といった荒唐無稽な名目まで語るようになり、「貴方だけ」「他の人にはいえない」「命が懸かっている」といったセリフを使って“泣き落とし”を続けたという。
同誌では、AさんとBさんの証言に加えて、高杉が書いた借用書も掲載。さらに、高杉への直撃取材も行なっている。